有料老人ホームにはまだお元気な早い段階でご夫婦2人で入居されるケースもありますが、多くのケースではいずれか一方に先立たれ一人での生活に不安を感じて入居されます。
最後の棲み処になるかもしれない場所への入居は、住み慣れた家と離れることを意味します。
病院への入院などと異なり、思い出が詰まった我が家に戻ってくることはないかもしれません。
家を売却したり、貸したりして入居費用を捻出される方も少なくないからです。
入居というと言葉の響きが優しいですが、引越しと同じで住み慣れた家も親しくしていたご近所の方や、慣れ親しんだ地域ともサヨナラすることになります。
子供の頃の転校や進学、大人になってからの転勤や転職など、新しい環境に入る時には緊張したり不安を覚えるものです。
まして、歳をとってから環境を変えるというのは大変なことです。
だからこそ、有料老人ホーム選びは慎重に行い、設備環境はもちろん、スタッフや入居者とのコミュニケーションが円滑なところを探すべきです。
そのうえで、調度品など慣れ親しんだアイテムを居室に持ち込んだりして、自分が心安らぐ環境を整えましょう。
入居者やスタッフとの交流も密にして、食事の際のちょっとした会話を皮切りに、リクリエーションやサークル活動にも積極的に参加してみるのがおすすめです。